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心の中で野球の神様に |
『野球の神様ありがとう』
−桑田真澄(元MLBパイレーツ 投手)− |
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パイレーツ・桑田真澄投手が夢のメジャーデビューを果たしたときの言葉です。
2007年6月10日桑田真澄投手が、ヤンキース戦で夢のメジャーデビュー。
右足首ねんざを克服し、五回に3番手で登板。ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手に2ランを浴びて2回2失点でしたが、日本選手最年長となる39歳2カ月でのメジャー初登板を飾りました。
20歳から追いかけてきた夢の扉が、ついに開く・・・。
ヤンキースタジアムのブルペンから出てきた桑田投手は、いつものように帽子をとってグラウンドに一礼し、憧れ続けたメジャーのマウンドへ・・・。
「きょうは『うれしい』しかない。夢を実現するチャンスをいただけて、心の中で野球の神様に『ありがとう』と言いました」
日本選手だけでなく、大リーグでも61年以降では最高齢となるメジャー初登板。巨人時代と同じ背番号「18」を着けた桑田投手は投球練習の第1球に「あれをやるとホッとする」バックネットへの大暴投を披露。
マウンド上の小さなゴミを拾ってポケットに入れる余裕も見せたり、かなり落ち着いているように見えましたね。
メジャー昇格目前で重度のねんざ。失意のどん底に突き落とされましたが「野球の神様が『まだメジャーは早い。もっと準備をしなさい』と言ってくれたんだと思う」と、地道なリハビリに励み、マイナーで制球と緩急に磨きをかけ、その成果を晴れ舞台で見せることができたのです。彼の努力の賜物でしょう。
日本にいたときは、それほど応援していた訳ではないのに不思議と応援したくなる。ぜひこのまま定着してほしいですね。
2007/7/18 姉妹サイトのスポーツ語録&名言集へ掲載したものです。 |
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